橋元淳一郎の月例報告55回目、2004年12月分 
●12月1日(水)
 朝から出校。会議の連続。やれやれ。
 連れ合いは夕刻より友人と劇団四季の「アイーダ」を観に大阪へ。
 こちとらはdvdで、遅ればせながら「華氏911」。
●12月2日(木)
 雑用を片づけてから出校。4回生ゼミ、卒論はすでに仕上げた学生もおり、比較的順調。一字一句手を入れたりなどというヤボなことは無論やらない。
●12月3日(金)
 早朝起き、ごみ出し。
 熱力学の執筆準備。
 午後からは、クリーニング、ヘアカット、コープリビングで雑品まとめて購入など。
 夜はシアターでdvd「ミッション・トゥー・マーズ」。
●12月4日(土)
 午前中、長編構想など。
 午後から、御影「蘇州園」に演奏のアルバイトに来ている連れ合いの友人が来訪。
●12月5日(日)
 連れ合いと長岡京へ、レッスン兼ねて墓参り。
 光明寺まで散歩。やや時期は遅いが、500円を払って紅葉見物。
 夕刻より京都市内へ。先斗町「クラブ・デゼール」の15周年記念のお祝いに。狭い店内は、お客と花に埋もれている。ポートワインなど飲んで、連れ合いの運転で帰宅。
●12月6日(月)
 朝から出校。
 夕刻、帰宅。さしたることもなく、雑用だけで終わる。酒も飲まずに早めに就寝。
●12月7日(火)
 早朝起き。ごみ出し。
 電車で出校。
 車を大学におき、梅田でとある忘年会。
●12月8日(水)
 早朝起き、久し振りに電車で出校。
 会議がだらだらと続く。
 「カリスマ先生の物理」、見本が届く。さっそく読み耽る。
●12月9日(木)
 4回ゼミ、卒論、順調のようである。
●12月10日(金)
 早朝起き、ごみ出し。
 「ランダウ 統計物理学」を読む。
 夕方よりワイン。
●12月11日(土)
 終日、家族サービス。
●12月12日(日)
 朝から洗車。2台となるとなかなか骨が折れる。
 夕刻よりオーキッド・コート「去来花」でグランヴァンを楽しむ会。ル・パンという超高級ワインを飲む。一生に一度かも知れないな。
●12月13日(月)
 「内分泌外科」の連載原稿「サイエンス・コラージュ」、最終回を仕上げて送付。一時は5本くらい抱えていた連載も、これですべて了である。どれも一度も落とさずに、よくやったものだ。感慨というよりは、ほっとする。今後は、この時間は長編執筆に当てる予定(あくまで予定です。汗汗……)
●12月14日(火)
 東進衛星予備校、来年度のセンター夏期講習のテキスト原稿作成。ファッション業界以上に季節がずれているな。
 読書、「統計物理学」、「有閑階級の理論」。全然支離滅裂だな。
●12月15日(水)
 会議のため出校。やれやれ。
●12月16日(木)
 出校、4回生、卒論はほぼ全員、書き上げる。出来不出来をいうのはヤボというものだ。
 東進、テキスト原稿作成と収録準備。
●12月17日(金)
 いつもの「のぞみ」で上京。
 車中、読書、バシュラール「夢想の詩学」。昼は水了軒、八角弁当。
 東進収録2コマ。
 夜、読書、「ビザンツ文化史」。
 酒も飲まずに寝る。
●12月18日(土)
 東進収録2コマ。
 いつもの「のぞみ」で帰。読書「ワインの歴史」など。
●12月19日(日)
 今日で、我が家からも見える表六甲のケーブルカーが営業中止に。有馬温泉まで続く日本一長いという称号を箱根のケーブルに譲ることになる。この秋、今一度乗りたかったのだが、ついにチャンスを逸してしまった。
 「単位が取れる熱力学ノート」の執筆にとりかかる。
●12月20日(月)
 年賀状の宛名書き。しぼってせいぜい100人強だから、宛名は手書きである。
 夕刻より出校し、ゼミ生と飲み会。今日が卒論の締め切りなのである。一人、途中で挫折してしまった学生がいるが、あとは全員合格である。
●12月21日(火)
 師走の雑用、あれこれ。
●12月22日(水)
 もういくつ寝るとお正月なのに、会議のため出校。はれほれ。
●12月23日(木)
 連れ合いが神戸元町「アマデウス」でライヴ。ルミナリエ見物を兼ねているのだろうか、知り合いではないお客さんが予想外に多いのにびっくり。
 夜は、ライヴに来て下さった友人数名と、我が家でクリスマス・パーティー。大いに盛り上がる。
●12月24日(金)
 長編、執筆開始。
 夜、ビール、ワイン、コニッャクを飲みながらシアターで「パイレーツ・オブ・カリビアン」
 朝4時、就寝。
●12月25日(土)
 二日酔い、自己嫌悪。
 連れ合いは夕刻より、「アマデウス」のウィーン・クラブに招かれてパーティに。
 夜、シアター「屋根の上のヴァイオリン弾き」
●12月26日(日)
 「熱力学ノート」執筆。
 長編執筆。
●12月27日(月)
 昨日、スマトラ沖で巨大地震、インド洋に大津波というニュース。
 久しぶりに須磨訪問。
 長編執筆。
●12月28日(火)
 長編執筆。
 夜、とある忘年会。
●12月29日(水)
 連日、津波のニュース。死者の数がどんどん増えていく。寺田寅彦の随筆を思い出す。
 長編を10枚書き、連れ合いに渡す。毎月末、連れ合いが編集者となって督促にくるということにしたのである。一応、合格点だそうである。
●12月30日(木)
 青の新車で家族旅行へ。空いている宿がどこもなく、今年は奈良の奥の香肌峡である。標高700メートルの高原で、年越しではなく避暑地に最適の場所なのだが。
●12月31日(金)
 懸念が現実となり、窓を開ければ深々と雪が降っている。宿は一泊しか取っていないので、出発せざるをえない。チェーンなど用意しているはずもない。山道をマニュアルのローで進むが、手動制御不可のランプが灯きっぱなしである。「チェーンなしの無謀ドライヴで行き倒れ」という新聞見出しが脳裏にちらつく。やれやれ、今年を象徴するような大晦日だ。台風、地震、雷、津波ときて、最後は大雪か。
 悪戦苦闘、2時間。ようやく三重松阪までたどりつく。なんと下界も一面積雪である。冬なのだから当たり前だが、まさにデイ・アフター・トゥモローの世界だ。
 連れ合いの実家に無事たどりつき、NHKの視聴率を上げたくはないが、さりとて格闘技など見たくもなし。連れ合いは早々に就寝し、岳父と飲みながら「ゆく年くる年」。
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