橋元淳一郎の月例報告44回目、2004年1月分 
 年明け早々、一家ともども風邪に見まわれました。
今年も、落ち着くいとまもなく過ぎ去りそうです。
●1月1日(木)
 元旦早々、連れ合いが39度の熱。青山リゾートを早々に立ち、三重の実家に寄る予定を急遽変更し、神戸に帰る。
●1月2日(金)
 ぼくも37度台だが発熱。散々の年明けとなる。昨年は二人とも頑張ったから、その疲れであろうか。終日、寝正月。
●1月3日(土)
 体調良くならないが、「量子力学ノート」執筆。
●1月4日(日)
 体調少し回復。連れ合いは寝たきり。
 年末より楽しみにしていた京都行き、やむなく一人で。午後から名神を飛ばし、北野のホリディ・イン泊。叡山電鉄茶山から電車で三条へ。久しぶりに祇園の「呑道楽」へ。店の主は無愛想であるが、料理がうまく、一人黙して飲み食いできるのがいい。腹ごしらえをしてから、「クラブ・デゼール」へ。先斗町の風情は年々失せていくが、ここ十三番路地だけは至福の空間である。40年もののシングル・モルト、コニャックを5杯。最終の京阪で出町柳まで、酔いを覚ましながらホテルまで歩く。
●1月5日(月)
 午前中に帰宅。連れ合いもだいぶ回復したようで、正月気分も抜けて、早、仕事モードである。「量子力学」執筆。
●1月6日(火)
 午後、神奈川よりピアノが到着。連れ合いが数十台のスタインウェイの中から選んだ、1967年のハンブルク・スタインウェイである。どこかの貴族の館で、あまり弾かれることなく、手入れだけは行き届いていたらしい。連れ合い曰く「ピアノが教えてくれる」そうである。
●1月7日(水)
 SFマガジン連載『プラトンの洞窟』原稿、一気に仕上げて送付。ああしんど。
 「量子力学」第5章を完成させて三浦さんに送付。
●1月8日(木)
 早朝起き、「量子力学」執筆。
 昼前、住吉まで歩き、電車で出校。卒論は何とか全員(といっても3人だが)提出したようだが、ため息が出るなぁ。
●1月9日(金)
 朝から雑用処理のため車で長岡京へ。市役所や銀行を回る。
●1月10日(土)
 終日雑用。
●1月11日(日)
 「量子力学」執筆。
 夕刻よりヴァイオリンの美人先生来。正月用に買っておいたが風邪騒動で忘れ去られていた、おいしい白ワインを開ける。
●1月12日(月)
 早朝、荒ごみ棄て。
 終日「量子力学」執筆。
 夕食当番、久しぶりにお好み焼き。
●1月13日(火)
 「量子力学」執筆。
 連れ合いと「みかげ館」でランチ。
●1月14日(水)
 午前中「量子力学」執筆。
 午後から電車で出校。教授会。やれやれ。
●1月15日(木)
 「量子力学」執筆。
 連れ合いと「蘇州園」でランチ。我が家の近くにあって、結婚式でも有名なレストランなのだが、なぜか始めての挑戦。
●1月16日(金)
 朝から、ゴミ棄て、洗濯、京子の朝食につきあい、排水管のつまりを直し、酒屋にビールを注文し、空き瓶を門前に出し、老母からいつものごとく電話が入り、雑用のfaxを2つほど送り、地下室からミネラル・ウォーターを何本か納戸に運び、乾燥機を回し、ようやく書斎のパソコンの前に座ると、もう昼であった。「量子力学」執筆。
 夜、来客二人。みんなで焼酎を一瓶空ける。
●1月17日(土)
 朝から雪。下界は雨。
 今日はセンター試験であった。昨夜の遊び疲れでうっかり寝坊。朝食も摂らず、トイレにも行かず、ネクタイだけ絞めて、ぎりぎり間に合う。
 夜、連れ合い再び発熱。
●1月18日(日)
 今日は早起きして余裕をもって出るが、なんと湾岸線が凍結通行止め。尼崎で高速を降りて43号を飛ばす。日曜日で比較的交通量が少ないのが幸いした。昨日とほぼ同じ時刻に大学着。それにしても、東大官僚を食わせるために、何で俺がこんなことをしなければならないのか。「センター試験を廃止しろ!東大官僚の天下りを許すな!」かつての全共闘諸君、なぜ立ち上がらないのか。
●1月19日(月)
 京子も発熱。連れ合いも一緒に小児科へ。病人二人を抱えて大変だ。
 「量子力学」執筆。
●1月20日(火)
 風邪がうつったか、けだるい。ごみ棄てをパスして、パブロンを飲む。
 「量子力学」執筆。
●1月21日(水)
 「量子力学」執筆。
 東進スカイ・パーフェクトTV、収録準備。
●1月22日(木)
 「量子力学」執筆。
 京子、保育園へ通わすが、ふたたび発熱。
●1月23日(金)
 早朝起き、ごみを棄てて、その足で歩いて住吉。電車で出校。
 終日、卒論の発表会。
●1月24日(土)
 「量子力学」執筆。
 午後、やぼ用で須磨へ。
●1月25日(日)
 東進、スカパー準備。
 京子、熱下がらず。
●1月26日(月)
 早朝起き、荒ごみ棄て。
 京子を小児科へ。
 午後から賓客来駕。いつものごとく熱闘3時間、終始優勢に進めるも、中央の石を生きられて投了。あと一歩の詰めが甘いのである。
 テレビ朝日から電話。「たけしのこんなはずでは!」でフェルミ推定の模範解答に出演してほしいとのこと。フェルミ推定なんて初耳だ。
●1月27日(火)
 雑用に明け暮れる。
 東進、スカパー準備。
 「量子力学」執筆。
●1月28日(水)
 「のぞみ」で上京。
 六本木のテレビ朝日ははじめてである。あまり緊張感もなく、流れにまかせて収録。収録後、せっかくだから隣の六本木ヒルズの展望台現物。大東京の夜景はさすがに迫力があるが、どうも落着かない。六甲山麓がやっぱりいいなぁ。
●1月29日(木)
 午後から教授会。やれやれ。
 東進、スカパー準備。
●1月30日(金)
 1日おいてまた上京。さすがに疲れ気味で、車中読書もままならず。
 スカパー収録、4コマ。さらに宣伝用の収録、打ち合わせなど。
 夜は疲れているのになかなか寝付かれず、けっきょくホテルの冷蔵庫からビール、ウィスキー。
●1月31日(土)
 収録4コマ。
 帰路、車中読書、ジェイムズ・ラスダン『角の生えた男』、出だしはなかなか面白そうである。
 帰宅後、「たけし」の番組を見てみるが、けっこういけているではないか。
 かくして、今年もあと11ケ月となりぬ。
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