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タマちゃん騒動というのは、東京のローカルな話でしょうが、なんで神戸の朝刊の一面に載るんでしょうね。そういえば、格闘技の勝負も一面に載っていました。素手でゴリラに勝てる人間なんかいないのに、なんでそんなに筋力を賛美するのか。と世の中にぐちを言うようになるのは、歳のせいでしょうか。ともかく暑い夏でした。 |
●8月1日 S社新企画「相対論」執筆。 |
●8月2日 毎月のごとく東進衛星予備校、ビデオ収録のため上京。 車中読書、ユイスマンス『さかしま』。100年以上前の小説だが、ぼくの感性にぴったり。まあ、ふつうの人は退屈するだろうな。 いつものごとく吉祥寺第一ホテル泊。 |
●8月3日 引き続きビデオ収録。 東京駅の酒屋でコニャックを仕入れる。 帰路の車中で『さかしま』読了。 |
●8月4日 G社次企画執筆。 |
●8月5日 G社次企画執筆。 夕刻より「去来花」の長田君御夫妻が来駕。奥様はとても気さくで話好きの方である。夜景を見ながら、したたかに酔う。 |
●8月6日 大学に出校し、レポート採点。一気に済ませて教務課に提出。疲れた。 |
●8月7日 G社次企画、2章了。送付。 |
●8月9日 連れ合いと近くの「御影館」で昼食。ステーキ、ビール、ワイン。 酔って仕事にならず。 講談社M氏より、「力学ノート」再び重版との連絡。ありがたいことである。 |
●8月10日 終日、だらだらと酒を飲んで過ごす。体調もいまひとつ。 |
●8月11日 連れ合いのピアノ・レッスンに付き合って、長岡京へ。バス、電車、タクシーと京子を連れての外出は疲れる。 |
●8月12日 H社文庫、執筆。 読書『マックス・プランクの生涯』 夕方より住吉山手周辺散歩、帰宅後、ビール、グレンリベットなど。 |
●8月13日 東灘区役所保健部に、犬の糞防止の看板をもらいに出向く。 連れ合いと友人のSさんの3人でmovix六甲、「トータル・フィアーズ」。 廊下や洗面所などに小さなヤモリが何匹も出没。ムカデに比べればかわいいものだが……。 |
●8月14日 京子が、ビデオデッキをいじりまわして壊してしまう。やむなくコープ・リビングで安いのを購入。 |
●8月15日 家族3人で長岡京へ。高速は名神を避け湾岸線、環状線ルートで渋滞なし。昼前に到着。お盆の供養と墓参り。長岡京泊。 |
●8月16日 家族で大山崎山荘美術館へ。建物といい山と庭といい、こんなところに住んでみたいなぁ。ただし今の世の中、個人では維持できそうもない。 夜は例年のごとく、家の2階から大文字見物。しかし下の空き地が売れてしまったそうで、この行事も今年限りとなりそうである。 |
●8月17日 夕刻、御影着。帰路も渋滞なく順調。 読書『シュレディンガーの生涯』 |
●8月18日 終日だらだら。夜、ケーブルテレビで映画「東京裁判」を観る。 |
●8月19日 台風の影響で風強し。我が家の隣は六甲山麓の谷間で、窓に迫った樹木が折れそうな勢いで揺れて、落ち着いて仕事などしておれない。 それでも「相対論」執筆、3時間。 |
●8月20日 「相対論」執筆、5時間。 |
●8月21日 「相対論」執筆。 あまりにヤモリが多いので、見つけしだいつまんで窓から放り出す。 |
●8月22日 涼しくなったと思ったら、順当に?下痢である。 「相対論」執筆。 |
●8月23日 風邪気味。 |
●8月24日 家族3人、電車で連れ合いの実家の三重嬉野へ。 祖父母兄弟など賑やかに、京子の2歳の誕生パーティー(誕生日は27日)。 |
●8月25日 連れ合いの実家の墓参りなど。 京子は実家に預けて帰宅(誕生日に一緒にいないとは何という親か)。 |
●8月26日 終日「相対論」執筆。 SFマガジン10月号『プラトンの洞窟(45)論理的言語を失ったら世界はどう見える?』 |
●8月27日 東進、ビデオ収録の準備。 午後から連れ合いと京都へ。夜は久しぶりに先斗町「クラブ・デゼール」へ。和服販売の女社長さん、東京からの若いキャリア・ウーマンと、今夜も女性客が多い。女性一人でも安心して飲めるのは、バーテンダーの原野さんの人望である。 飲んだお酒。シングルモルト、Aberlour 8yrs, Tormore 10yrs, Armagnac 1934, Cordon Noir(Martele Napoleon 1980年代売り出し最初のもの、逸品)、カストリ・ブランデーHospices de Beaune 1991, コニャックMonnet ジョセフィーユ。 日帰りの予定を変更して京都泊。 |
●8月28日 東進、ビデオ収録準備。 |
●8月29日 S社編集O氏より、原稿催促のメール。かなり進んでいるので、余裕の対応。 東進、ビデオ収録の準備。 |
●8月30日 例のごとく上京。 車中、読書「最後の場所」。 |
●8月31日 夕刻、帰宅。 近所にマンション建設計画が持ち上がり、業者の説明会に出向く。日本社会の構造は、バブル時のゴルフ場開発の頃と、基本的に何も変わっていない。敗戦と同じで、破局によるショックがないとどうしようもないのだろうか。 |
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