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2002年最後の月も、何だかビデオ・テープを回しているように過ぎ去りました。皆様もよいお年を(などと年が明けてから書いている)。 |
●12月2日(月) 12月から渡すことになっているH文庫の原稿にとりかかる。しかし、前途多難である。 東進衛星予備校の収録準備もはじめる。 |
●12月3日(火) 東進収録準備。 |
●12月4日(水) H文庫、執筆。 帝塚山「大鴉」へLPレコード受け取りに。いつ来ても素晴らしい空間だ。 |
●12月5日(木) SFマガジン連載原稿に取り掛かる。 東進収録準備。 |
●12月6日(金) いつもの「のぞみ」で東京へ。 今回の車中読書は、マクサンス・フェルミーヌ『蜜蜂職人』。 ビデオ収録、90分×2コマ。 夕食はいつもの「三瓢」で鍋焼きうどん。ホテルのバーにも立ち寄らず、部屋にこもって酒も飲まずに、もっぱら読書。『蜜蜂職人』読了。 |
●12月7日(土) ビデオ収録、90分×2コマ。 東京駅でいつものごとく、コニャックなど購入。 帰路、車中はバラード『スーパー・カンヌ』、ちょっとしんどいかな。 |
●12月8日(日) SFマガジン連載「プラトンの洞窟」、仕上げて送付。 |
●12月9日(月) 内分泌外科の連載原稿「サイエンス・コラージュ」の原稿に取り掛かるが、アイデア浮かばず苦しい。 |
●12月10日(火) 『相対性理論が見る見るわかる』が届く、15冊目の単独著。本の出来上がりは、いつも嬉しいものである。書斎の机の上にしばらく飾って、ぱらぱらめくるのが習慣。面白くて(^_^)しばしば何ページも読み耽る。それでミスや誤植が見つかることも、しばしばなのだが。 |
●12月11日(水) 連載「サイエンス・コラージュ」原稿、なんとか仕上げて送付。 |
●12月12日(木) 久しぶりにヴァイオリンの練習。その下手さかげんに、うんざり。 |
●12月13日(金) 「電磁気」も頑張らねば。終日執筆。 酒屋が「燗酒献上」という酒を持ってくるが、勧めるだけあってなかなかうまい。この冬は熱燗党になるかもしれない。 |
●12月14日(土) 「電磁気」執筆。 |
●12月15日(日) 連れ合い、ピアノのレッスンで長岡京へ。 「電磁気」執筆。 |
●12月16日(月) 「電磁気」執筆。6章仕上げてM君に送付。 連れ合いは、地下室でヴァイオリン、オーボエの友人と合わせ。 |
●12月17日(火) 御影駅近くのイハラ楽器で、ミニ・コンサート。 打ち上げは、オーキッド・コート「去来花」で。 |
●12月18日(水) 「電磁気」執筆。 |
●12月19日(木)−20日(金) 連れ合いと城崎温泉へ一泊旅行。仕事と育児、その他雑用の疲れを癒すささやかな贅沢である。城崎は初めてであるが、町並みが古い日本の良さを漂わせていて気に入る。西村屋招月庭泊。カニをたらふく食って苦しい。 |
●12月22日(日) 「電磁気」執筆。 |
●12月23日(月) 「電磁気」7章送付。 |
●12月25日(水) 「電磁気」執筆。 ぼくの母もふくめて4人で、ささやかなクリスマス会。 東急ハンズで買ったツリーはけっきょく、後半、光が点滅しなくなったままだった。 |
●12月26日(木) 美容院でヘアカット、少し出てきた白髪を黄色に染める。この前は、青に染めたのだが、誰も気付いてくれなかったので、より派手にしたのである。 「電磁気」執筆。 |
●12月27日(金) 美人先生のヴァイオリン・レッスン。全然だめだ。 連れ合いは地下室で、チェロ、ヴァイオリンと合わせ。 |
●12月28日(土) 連れ合いと友人の結婚式へ。港の見える小さな教会で。歳がいもなく涙ぐんでしまった。 |
●12月29日(日) 連れ合いと帝塚山「大鴉」でのブルックナーを聴く会に参加。四番の原典版と初版の違いを聴く会なのだが、作家と評論家が水と油であるように、連れ合いは解説に終始不満顔。煙草の煙にもまいった。これからは、もっと静かな時に訪れるとしよう。 |
●12月30日(月) 「電磁気」執筆。 |
●12月31日(火) 「電磁気」執筆。 かくして、原稿に追われるうちに、1年が過ぎ去ってしまった。 書斎で一人静かに1年の総括をする。家庭円満が何よりである。仕事については、大学、執筆、ビデオ収録という三足のわらじをなんとかこなし、まずまず満足。反省すべきは、酒を飲まない日が80日と目標の150日を大幅に下回ったこと。そして、猛反省すべきは長編構想が進まなかったこと。 |
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