橋元淳一郎の月例報告29回目、2002年10月分 
  先月、書き忘れたのですが、9月11日の夕刻のことです。お隣りの奥様から電話があり、「これからハワイにまいりますので、よろしく」。その勇気に感動したのでした。
●10月1日
 『図解相対性理論が見る見るわかる』脱稿!
●10月2日
 次の原稿、K社「電磁気」にとりかかる。
●10月4日
 連日「電磁気」執筆。
 連れ合いと三宮に出て、トアロード『青山』でステーキ。
●10月5日
 連れ合いと友人宅へ。手作りのドイツ料理が、素人芸を超えている。料理の腕は知力に比例する実証である。
●10月7日
 SFマガジン連載原稿、『プラトンの洞窟』48回、一気に仕上げて送付。
 娘が地下室でこれまでで最大級のムカデを発見。しばらく出ないので安心していたのだが。さっそく「砂」を発注。
●10月9日
 「朝日」の夕刊に、大阪・阿倍野区のビリヤード店の86歳のおばあちゃんが大会に出るとの写真入り記事。この店は数年前に連れ合いと通ったことがあり、おばあちゃんから手ほどきを3度ばかり受けたことがある。あのおばあちゃん、まだ健在だったのだ。
●10月10日
 朝4時半起床、「電磁気」執筆。このところ、早朝執筆が日課になりつつある。
 夜、連れ合いと神戸松方ホールの演奏会へ。小栗まち絵、児島一江のベートーヴェン・ソナタ。
●10月11日
 早朝執筆のあと、連れ合いと兵庫県立美術館へ、「ゴッホ展」。芸術の秋とはいえ、平日なのに予想以上の混雑にびっくり。
 昼食はオーキッドコート「去来花」にて。
●10月12日
 早朝執筆の成果で「電磁気」2章まで完成。
 ムカデの「砂」を家の周囲に撒く。北側壁面下に2匹の巨大ムカデの死骸を発見。1体は褐色の腹を上にして標本にしたいような完全体、もう1匹は、どす黒く、蟻にでも食われたのか腹の中央が裂けグロテスクに転がっていた。
●10月13日
 日曜日だが今日も4時半起き、執筆。
 同窓会に出席する連れ合いと娘を車で上六まで送り。2日間、一人暮らしである。
 夕方、住吉川を久しぶりに散歩。夜は、外食する気もせず、料理も面倒で、ケーブルテレビの囲碁を見ながら、ワインとチーズとフランスパン。酔って寝てしまう。
●10月14日
 6時半起床、「電磁気」3章まで完成。1、2章をメールとfaxで送付。
 午後、白鶴美術館下の旧乾邸へ。かねてより申し込んでおいた、夭折の作曲家、貴志康一に関する講演会。貴志康一にも興味があったのだが、いつも散歩で塀の周囲ばかりを見ている豪邸見学ももう一つの目的。満足して帰る。
●10月17日
 連れ合いと「いずみホール」室内楽の競演、泉穂の師匠の木下千代先生のラヴェル。
●10月18日
 久しぶりに小磯良平美術館へ。客はパラパラで、ゆっくり見物。1500円で、いつでも見れる年間会員になる。美術館は、精神を高みに置く絶好の場である。それにしても、凡人にはゴッホなんかよりも小磯良平の方がはるかに理解しやすいと思うのだが、あのゴッホ展の混みようは何なのだろう。
 夕方より、久しぶりに美人先生のヴァイオリン・レッスン。海外遠征などでしばらくお休みだったのをいいことに、全然練習しておらず、叱られる。
●10月20日
 東進衛星予備校、冬期テキスト校正、直前講習テキスト仕上げ。
●10月22日
 「電磁気」4章まで完成。
●10月23日
 東進ビデオ収録準備。
●10月24日
 H社編集氏より、文庫本の催促メール。1月出版予定とある。大変だ。構想は出来上がっているが、それは無理というものだ。12月から原稿を送りますと返事。
 囲碁名人戦、趙治勲、1勝4敗で敗退。残念。
●10月25日
 東進衛星予備校、ビデオ収録のため上京。
 新大阪駅の本屋でいつものごとく車中で読む海外文学を物色。今回はミシェル・リオ「踏みはずし」。
 2コマ、ビデオ収録して、夕食はいつものうどん屋さん「三瓢」で、鍋焼きうどん。
 いつものごとく第一ホテル泊。
●10月26日
 東京は雨で寒い。2コマ収録。東京駅地下で、コニャック(レイモンラニョー・エクストラ・ヴィュー)購入。
 夕刻ののぞみ。仕事を終え、何ものにも邪魔されず、エビスを飲みながら、「踏みはずし」を読了。住吉駅まで連れ合いが迎えに来てくれる。
●10月28日
 午前中「電磁気」執筆。午後から連れ合いと住吉川を散歩。かねて目をつけておいたマンション地下という面白い立地のレストランで昼食。味はまずまずだが、接客態度はプロとほど遠い。残念。
●10月30日
 終日、大学で会議やら雑用。やれやれである。
●10月31日
 授業、学生へのガイダンス、東進生徒たちからの質問の手紙への返事などで1日暮れる。かくして、今年もあと2ケ月か。
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