橋元淳一郎の月例報告14回目、2001年6月分 
 6月は鼻炎もようやく癒え、けっこう仕事に励みました。しかし、それでも締
切りに追われて、長編構想はなかなか進みません。報告を見ると遊んでばか
りいるようですが(多忙なサラリーマン諸氏から見ればそうでしょうが)、土曜
も日曜もなく原稿のことを考えているのは、好きなこととはいえ結構つらいも
のです。
●6月9日
 ベランダの花壇、三色スミレを抜き、コープリビングで買ってきた日々草に
植え替え。素人ガーデニングは、冬はパンジー、夏は日々草というまずは無
難なパターンで。
●6月10日
 西宮NHK学園にて囲碁。布石の研究がまだまだ不十分。
●6月11日
 「内分泌外科」連載「サイエンス・コラージュ」原稿仕上げて送付。今回の
テーマは、「IT革命+NT革命」
●6月14日
 午前中、東進ブックスの校正。午後は大学で3連チャンの講義。ぐったり疲
れる。酒飲まず11時半に就寝。
●6月15日
 東進ブックス、第8講の校正済ませ投函。
 夕刻よりベランダでビールを飲みながら、布石の研究。
●6月16日
 連れ合いは同窓会のため三重の実家へ。
 マンション管理組合の理事会。
●6月19日
 夕刻より会議で、帰宅は9時。これは我が家の基準からすると並はずれた
遅さである。おかげで京子を風呂に入れること出来ず。
 健康診断の結果が出る。相変わらず貧血。その他はすべて健康な範囲内
であるが、中性脂肪や肝機能など昨年よりやや悪化。その結果を見て、今夜
は酒を飲まず。
●6月20日
 久しぶりに午前6時起床。学研「イメージ物理」第11章執筆。
 夜は連れ合いとシンフォニー・ホールでベルリン・フィル八重奏団のコンサ
ートを聴く。
●6月22日
 学研「イメージ物理」第11章を脱稿しネットで送付。あと残り1章だ。
●6月23日
 東進ブックス、第10章、校正仕上げて送付。
 午後、コープリビングで鉢植え3鉢購入。酒屋でワイン6本購入。夕食は家
族で六甲アイランド「おめん」。京子は10ケ月で、つたい歩きを始める。
●6月24日
 連れ合いの親友二人が来駕。夜までベランダでワインなど。
●6月25日
 東進ブックス、校正11講、えいやっと済ます。早や、衛星予備校のビデオ
収録が迫ってくる。収録の準備とテキスト作り。
 忙中暇を見つけてヴァイオリン練習。
 酒飲まず。
●6月26日
 SFマガジン8月号連載「プラトンの洞窟(32)非合理主義の芽生え」
●6月27日
 この忙しい時に、教授会やら学生部関係の会議がやたらと入り、イライラ。
会議好きの暇人とは付き合っておれぬ。疲れて帰宅後、東進衛星予備校収
録準備。
●6月28日
 法事で家族そろって長岡京の実家へ。
●6月29日
 京子を義母にあずけて、連れ合いと上京。
 東進収録。連れ合いがモニターで見るというので緊張。
 夕食は近くの「みつひさご」という庶民的な店でてんぷらうどん。これがな
かなかにうまいのだ。
●6月30日
 東進収録。2日で90分4コマの収録を終えると、いつもぐったりくるのだが、
今回は連れ合い同伴のせいか元気。井の頭線で渋谷に出て、青山の「シェ・
マツオ」という高級レストランでフルコース。日頃はベジタリアン生活なので、
胃が動顛。ついでに回ろうと思っていた原宿のバーは今回はパス。
●7月1日
 銀ブラなどをして、いつものごとく東京駅でコニャックを仕入れて(レイモ
ン・ラニョーとデラマンの1959年)、夜7時半、無事御影にたどりつく。そう
いえば、今年はまだ新幹線で有名人に出くわさない。
●7月2日
 「NTT AT’s」掲載誌着。連載「未来.com」第2回「忽然と姿を消
す20世紀の恐竜。companyとは何だったのか」。なおこの連載のタイトルは編
集者におまかせである。
●7月4日
 大学の研究室に某出版社から電話(大学に電話してぼくをつかまえる確率
は5パーセント以下だと思うのだが。あるいは20回かけたのだろうか)。物理
関係の本の執筆依頼。
●7月5日
 学研「イメージ物理」最終第12章にようやくとりかかる。いつの間にか7
月になってしまっていたのだ。しまった、SFマガジンの連載ネタ、まだ全然
考えていなかった。
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