橋元淳一郎の月例報告10回目、2001年1月分 
●1月1日
 21世紀のスタート。とはいえ、世の中心躍るようなことは何もなし。
必然的に、ひたすら家族の幸せだけを考える小市民となり果てるか、
それとも昔のSFでも読んでノスタルジアに浸るしかないのか。
●1月6日
 終日書斎にこもるが執筆進まず。哲学書、小説などを読み散らす。
●1月7日
 SFマガジン連載原稿やっと仕上げて、niftyにて送付。
●1月9日
 本日より大学に出校。下らない会議ばかりだが、やっぱり大学の先生
は止められない。
●1月14日
 酒を飲んで未明までケーブルテレビ。ポルノまがいの三流日本映画。
馬鹿馬鹿しいと思いながらも、つい最後まで見てしまうのが不思議だなぁ。
自分の書いたSFを読み始めるとなかなか止められない、それと似ている
のかも。
●1月16日
 週刊プレイボーイ発売。早速買って読む。「これから1000年の科学超予測」
お色気の中に埋没しているが、中身はまずまず、まとまっているかな。顔写
真がなくてほっとする。
やっぱり中年だな。
●1月20−21日
 大学入試センター試験。二日連続、早朝から夜まで分刻みのスケジュール
に縛られる。全国一律試験という壮大な無駄。廃止なくして行政改革なし。
●1月25日
 学研、東進ブックス、早川書房と原稿の催促が相次ぐ。どれもが4月刊行
をめざすとか。不可能に決まっている−−とは言えずに、何とか頑張ります
と八方美人の返事。
おかげで、またしばらく長編執筆はおあずけだ。
●1月26日
 SFマガジン3月号連載「プラトンの洞窟(27)カントの時空」
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