『彗星パニック』岬兄悟・大原まり子編
SFバカ本第6弾!
2000/2/1、廣済堂出版、600円
東野司さんの収録作は
「つるかめ算の逆襲」
 とあるラヴホテルの宿泊帳に書かれた呪いのつるかめ算ヽ(^o^;)丿
 それを読んだ者は、鶴または亀に変身してしまうという、なんともアホらしいショートショートです(^o^;)/
 しかも、この落ちは素晴らしいぞ(^^)v/

        '2000/2/10(木)
『SFバカ本 黄金スパム篇』
岬兄悟・大原まり子編、2000/11/17
メディアファクトリー、1400円
収録作:
「ステレオタイプ・ワールド」安達遙
「はなのゆくえ」矢崎存美
「秒を読まれる」大場惑
「とんべい」岡崎弘明
「ムカつく男」藤水名子
「旅人算の陥穿」東野司
「特別廃棄物」友成純一
「収穫」岬兄悟
「実在うにょーくん」小室みつ子他

東野さんの短編は、『彗星パニック篇』の続編とでも言うべき作品。前作でお馴染みの凸凹警察コンビも出てきます。
まだまだ続編がありそうですねヽ(^o^)丿

『ムーンライトシンドローム』東野司著'97/10/30、扶桑社、952円
 プレーステーションソフト『ムーンライトシンドローム』のシナリオを脚色したノヴェライゼーション。
粗筋:
 一年前、雛城高の一年生だったの岸井ミカは、、二年生だった長谷川ユカリ、逸島チサトと一緒に、雛城の様々な噂や事件を探求、究明したのだった。
 トイレのハナコさん、心霊写真を量産する公園、雛城高の音楽室、村山台駅の最終電車、雛城の七不思議、タタラ君の自殺・・
 二年生になったミカに、最近鹿腹アリサという一年生が付きまとっていた。先輩たちに言わせると、去年のミカを見るようであると。
 ちょっと前まで、ミカとつきあっていた冬葉スミオは、実は彼女に華山キョウコの面影を求めていたのだった。そんなスミオの元へ逸島ヤヨイという不思議な女が近づき、キョウコが本当に求めているのは、たった一人の弟華山リョウであることを暴露し、自分と命をかけてキョウコを本当にものにしろと執拗に吹き込む。
 一方、華山キョウコの方も、スミオを追いかければ、なぜか離れていく気がしてとまどいを覚えていた。峠をバイクで攻めるキョウコの耳元で、逸島ヤヨイの声が囁く。「あなたが本当に求めているのは、華山リョウだ」と・・・・

 元になったゲームそのものをしたことがないので、なんともいえないのですが、ちょっと内容が皮相的で引き込まれるまでは至りませんでした。^^;
 ゲームのノヴェライズだから仕方ないですね。ちょっとどぎつさも足らないような気もします。菊池秀幸さんくらいやらないとインパクトが^^;
                     '98/3/21(土) destroy

『SFバカ本 たいやき編』大原まり子、岬兄悟編
'97/11/11、ジャストシステム、1600円
 <たわし編><白菜編>に続くSFバカ本の第三弾!例によって、下ネタパワーが炸裂してます :-)
収録作品:
「オは愚か者のオ」大原まり子
「デブの惑星」伏見憲明
「攻防、100キログラム」東野司
「願い石」山藍紫姫子
「西城秀樹のおかげです」森奈津子
「ぎゅうぎゅう」岡崎弘明
「今日の出来事」麻城ゆう
「テレストーカー」岬兄悟

 久しぶりの東野司さんヽ(^o^)丿 設定では、「ぎゅうぎゅう」。下ネタパワーでは「願い石」が全開のバリバリ:-) 一番SFっぽいのは「テレストーカー」かな^^;
 東野司さんの短編は、ジュラシックパーク・ネタと体重増加をからませたお得意のエスカレーションもの。恐竜の血を吸った蚊入りの琥珀を12個食べてしまった男に起こる運命とは・・・
 大いに笑えました。特に最後のオチは秀逸(^^)v
 

『電脳祈祷師 美帆 −邪雷顕現−』東野司、学研歴史群像新書、780円 1997年3月8日初版
粗筋: 出版社に勤める金谷翔子は、『コンピュータ厄払い大全』というムック本を発刊するのに携わった関係で「コンピュータにまつわる都市伝説は本当です。このままでは恐ろしい出来事が起こります。つきましてはより本格的に調べて欲しい」と書かれた手紙を受け取る。それとともに、力になってくれるある人物に会った時に渡して欲しいと、一枚のフロッピーディスクを託される。
 様々なデータを処理した翔子は、コンピュータに関する都市伝説が本当に起こっていることではないかと疑いを抱くが、そのある人物に会う前日に不思議な事件で命を落としてしまう。
 翔子の部下の山下貴子は、翔子の死に疑いを抱き、たまたま翔子から預かっていたフロッピーディスクを持って、昔からの知り合いのフリーライター坂巻とともに、電脳祈祷師 鵜飼美帆のもとへ赴くのだった。

 お話はまだ始まったばかり。美帆ちゃんは格好良いぞヽ(^o^)丿 もう少し魅力的な登場人物を増やして欲しい気はする。まあ次巻に期待といったところ。

 '97. 4. 5 (Sat)

『電脳祈祷師 邪電幻悩』東野司著
'99/8/11、学研歴史群像新書、1100円
 電脳祈祷師美帆シリーズ第二弾
粗筋:
 東京で中高生の感電自殺が激増していた。若者の間では、それを見ると自殺したくなると言うホームページや、歌うと自殺するカラオケなどの都市伝説が広まっていた。
 遙か超古代、壮絶な死闘の末、人類地の神とともに、邪雷を結界の中に封じ込め、すでに大発展していた電気文明も捨て去っていた。
 しかし今、太鼓の記憶を失った人類は再び電気文明を発達させ、そのことによって邪雷を蘇らせてしまったのだ。独断と偏見のお薦め度:☆☆☆☆
分類するなら、電脳ホラーとでも言うべき作品。ストーリー展開は相変わらず軽快なのですが、ちょっと全体的に暗いかな。
《ミルキ〜ピア》の登場人物のようなユーモラスなキャラが居ない
ので寂しい。
                '99/08/15(日)
SFマガジン'99/12月号の書評で、喜多哲士さんが、今年の収穫のひとつと誉めて下さってました〜ヽ(^o^)丿
 私は、東野司さんには、もっと上を目指して欲しいけど、誉められると嬉しいな(^o^)/
                '2000/2/10(木)

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